第28回大会は、1470名が最終エントリー、完走者1231名という厳しい大会でした。
以下、報告です。
【4月13日(金)】
いつも木曜日に宮古島入りするのですが、
勤務のスケジュール上、金曜日出発になりました。
練習仲間と一緒に2名で関西国際空港を午後3時過ぎ発ち、
夕方6時過ぎに受付しました。
受付は5時までとなっていますが、飛行機の関係などで大目にみてくれたようです。
開会式で、聴覚障害仲間、練習仲間、飲み仲間(?)と再会しました。
宿泊先は、毎回利用している「ペンションムー」ではなく、宮古島市役所近くの「ア
イランドコラール」でした。
【4月14日(土)】
バイクの組み立てと調整、東急リゾート前浜ビーチでスイムを15分泳ぎました。
昼食は、宿舎近くの「古謝そば本店」でソーキそばを食べました。
バイク預託後、昼寝。
夕食は、「レストランのむら」で食事。
夜9時に寝ました。
【4月15日(日):大会当日】
ホテルの朝食は、おにぎり2個とインスタント味噌汁(しじみ)でした。
久しぶりの味噌汁で、とてもおいしかったです。
午前4時40分、宮古島市役所前発のバスに乗り、スタート会場に向かいました。
バイクにエネルギー補給類、ボトル2本をセットし、タイヤにエアを注入して、準備
完了。
<スイム:3km>
スタート位置は中央辺り。
前に進めるように、前列に構えました。
スタートの音源など聞こえないので、他の選手の動きを注目しました。
スタート。
バトル開始直後、他選手のパンチによりゴーグルが取れてしまいました。
叩かれたり、蹴られたりするのは慣れているので、すぐにかけ直し、再びバトルに参
戦しました。
第1ブイを過ぎたあたりからスイマーがばらけ始め、気持ち良く泳ぐことが出来まし
た。
サーフボードに乗っているライフセーバーが手を振っています。
何だろうと思って止まってみると、コースから外れていました。
すぐに修正し、最終コーナーの第2ブイを目標に泳ぎました。
残り1km地点からうねりがありましたが、リズミカルに泳ぐことを心掛けました。
56分07秒。
いつも通りのタイムでした。
<バイク>
一番の不安はバイク。
11月から4月の間、2回しか外で走っていません。
しかも合計の走行距離は、たったの100km。
他はエアロバイクを30~60分、週に3、4回しかやっていません。
155kmを走り切れないではと心配でした。
イーブンペースを心掛けて走りましたが、中盤から脚と腰に痛みが出てペースダウ
ン。向かい風、坂道が苦しく、サイクリング状態でした。
しかし、後半残り30kmで脚が楽になり、時速34kmのスピードで行けました。
5時間37分55秒でバイクゴール。
<ラン>
バイクを降りた後の脚は重たかったですが、ゆっくり走っていくと楽になってきまし
た。
しかし、スタート後3km地点で急に強烈な眠気に襲われました。
エネルギーが足りないのだと思い、エイドステーションでパンを沢山食べました。
それでも眠気が続きます。
半分寝ながら走るので、真っ直ぐ走れません。
「リタイアは絶対にしない」
そう思いながら走り続けました。
10km通過時、1時間30分かかっていました。
「とにかく眠気を消せなければ・・・」
16km地点あたりのエイドステーションで、パイプ椅子を借りて寝ました。
夢を見ました。
学校に遅刻する夢です。
お袋が布団に寝ている僕を起こします。
はっと目が覚めました。
30分以上寝ていました。
運良く眠気が消えたので再び走ります。
気温が下がり、身体が楽になってきました。
前のランナーを抜いて行くのが楽しくなってきました。
折返しでさらにペースアップ。
どんどんランナーを抜きました。
向かい風が気持ち良く感じました。
陸上競技場に入り、手話通訳ボランティアさんと手をつないで一緒に走りました。
そして、ゴール。
5時間53分45秒
総合成績:12時間27分45秒(810位/完走者1231名)
これまで出た中で、一番悪い成績でした。
練習量が少ない状態で挑むのは無謀でした。
それでも、トライアスロンはやめられません。
来年もまた走りたいです。
もっともっと練習をしないといけません。
時間をいかに作るか、今後の課題です。
眠気の原因は、熱中症の前駆症状でした。
塩分が足りなかったようです。
暑い時期のレースにおける補給は、必ず塩分のあるものを多めに常備すると良いで
す。
ゴール後、ある人から次のようなメールをいただきました。
「トライアスリートは、本当のストロングマンですよね。
肉体的にはもちろんですが、精神的にも素晴らしい。
力強の塊です。
そして、普段は優しい温かい目をしていて素敵です。」
それを読んで、思わず涙があふれました。
いちアスリートとして、まだまだ走り続けたい。
今後も頑張ります。
みなさま、応援ありがとうございました。