4月22日 石垣島トライアスロンに参戦してきました。
スイム 1.5km バイク 40km ラン 10kmの
オリンピックディスタンスです。
1250名とリレーの部約140チームの参加です。
スタートは約140ずつ10のウエーブ(グループ)に
分かれてスタートします。
上位陣はほとんど第一ウエーブです。
過去2回は第一ウエーブでしたが今年は最終の
第10ウエーブ。
これが三月初旬にわかったのですがの落ち込みは
相当なものでした。
テンションは下がりっ放し。
年代別や総合で少しでも上を狙う場合、第一ウエーブ
とそうでない場合
特に最終ウエーブとなると致命的な差となります。
スイムで間違いなく2分近くはロスします。
決まったことは仕方がないので最終ウエーブで
年代別一位を狙うため、残り一月半の作戦を
変更です。
今まではスイムの貯金をバイクとランで使いながら
逃げ切るという展開でした。
今年は実力的にあまりさのない選手が他に
4人出ています。
昨年の55~59才のエイジチャンピオンのSさん。
昨年今大会で4秒差で2位のAさん。
昨年の60~64才でランキング2位のSさん。
宮古島などで年代別一位になったことのあるKさん。
しかも4人とも約20分前にスタートする、第2,3
ウエーブです。
このままでは3連覇は非常に厳しい状況です。
スイムを捨ててバイク、ランで追い上げるという
方針変換です。
自分のパターンを一月半で変えることが出来るか
どうかにかかっています。
スイム篇
スタート前のセレモニーで前年度の各エイジランキング
一位の選手の紹介が有り私も名前を呼ばれスタート
ゾーンへ入っていきます。
最終ウエーブなので20分以上待機です。
その間も弱音が出てきます。
第一ウエーブのうちの早い選手はすでにバイクに向かっています。
ついに最終ウエーブのスタートです。
スタートしてすぐに前に追いつきそこからは
「かき分けかき分け」の連続でパスしていきます。
こうなるとスイッチが入り戦闘モード全開です。
途中2~3度平泳ぎの選手のけりが喉元に
入ってきました。
いままでに経験したことのないバトルです。
それでも「かき分けかき分け」の連続です。
一週目を終えたとき13分40秒ぐらいで予想して
いたとはいえつらいタイムです。
2周目は少しましにはなりましたが、前の選手を
「かき分け」ようやくスイムゴールです。
バイク篇
トランジションエリアまで約300メートル、全力疾走。
ここでも誰にも抜かれることなくバイクに到着。
バイクスタート時はちょうど30分経過。
わかりやすい数字に気をよくして最初から全力で
前の選手をパスしていきます。
明らかに向かい風なのに全く気になりません。
前を行く選手が邪魔になるときは、「右いきま~す」
と声をかけます。
20Kmあたりから雨と強い横風です。
3月から週末に外でバイク練習をしたのですがほとんど
毎回強い向かい風と冷たい雨に出会っていました。
まさにこの日の為に神様が用意をしてくれたようです。
その後も「右いきま~す」の繰り返し。
いつもなら後半で中だるみのペースダウンが有るの
ですが、今日は誰にも抜かれずにバイクゴール。
約1時間14分 雨と風で多くの選手がタイムを
落とす中で上出来です。
ラン篇
今回はランだけは昨年より2~3分は短縮する
つもりだったので自分自身に期待をしながら
距離を刻んで行きます。
4.5分/Km を維持出来ているかどうかと心拍数
だけが頼りです。
抜かれることがないので45分はカット出来そうです。
7km地点を通過するとき昨年そこからペースダウン
したので気を引き締めて前の選手をひたすら追って
いきます。
20分先にスタートした同年代のライバル選手は
おそらくゴールしているはず。
あと10数分。
最後の踏ん張りどころです。
44分前半です。
総合2時間24分12秒
総合 50位
年代別 1位
今回のゴールはこの10年のなかでも特にうれしいゴールです。
約2時間半、集中力が途切れ無かったのは初めてです。
スイムだけに頼らず、バイクで全力を出し切りしかもランでも
失速しないニューibaの誕生を予感する瞬間でした。
ライバルの佐藤選手です。
これからもランキング争いが続きますが
お互いゴール後ほっとした瞬間です。
佐藤選手との写真は元トップアスリートで
現在テレビの解説や選手の育成などをして
おられる山本光宏さんの
「MICKY’S 山本光宏のトレーニング&デイリーブログ」
http://e-kaatsu.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-818c.html
からいただいています。
ロンドンオリンピック
出場が決定している
上田藍選手です。
女子ワールドカップ
終了後です。
次戦は6月3日「天草トライアスロン」です。
今期の最大の山場です。